断ち切れない糸

 所用で仙台まで行ってきました。最初は日帰りの予定が、いつのまにか一泊二日に。
 自分にとっては多分、時間の無駄。何もしていない、何もできていない。相手にとっては意味のあることだったんだろうか。とりあえずの義理は果たした――はず。自分の価値観を貫くべきなのか、周りに合わせて平穏を保つべきなのか。正しさか、生きやすさか。
 鈍い、痛み。それは後悔でもなんでもなく。哀しみをまるで覚えない自分への懺悔の重さと、狂ってしまった一人の未来を思う偽善にも似た想い。それと、やや後ろめたい知的興味。

 ノートパソコンをもっていったもののレポートは進展せず。やっぱりまた半分徹夜状態になるのかなぁ。溜まっていた読書もあまり進まず。「白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)」だけ読了。前半はなかなかにいい雰囲気だったのですが――ラスト三分の一ほど、なんていったものか。女の子の心境描写等よく出来ているし、わざわざそんな賛否両論というか否定されそうな方向に突き進まなくてもいいじゃないか。とりあえず読み流してしまったので評価は保留。ただ次回作が出たら即購入します。